はじめに
日本人は英語ができないとよく言われますが、それは本当でしょうか。
その疑問について今回説明していきます。
日本人の英語教育
日本人が初めて英語を習うのは中学生の時から高校生までの6年間、人によっては大学生までで10年間英語を学ぶのです。
この英語教育を受ける時間の長さは驚きですよね。
それにも関わらず日本人には英語ができるというイメージがありません。
それはなぜでしょうか。
日本語は難しいといわれるわけ
英語が難しいのではなく、日本語が難しいのでは?と言われることも多いです。それについては下記がよく言及されることですね。
- 日本語が英語と比べ難しすぎる
- 日本語は敬語があるから複雑
- 漢字があるから日本語は難しい
これらは実はあながち日本人が英語を苦手とする理由に関連がないわけではありません。
英語が難しい本当の理由
英語は日本人にとって学習することが難しい言語の部類に入ります。
引用元:A world map of the FSI’s language difficulty rankings. Courtesy of Fummy/Reddit
これは英語のネイティブスピーカーがほかの言語を学ぶのにどの程度時間を労するのかを示したグラフです。
基本的に英語という言語と近いものは学習時間が短いです。例えば、EU圏周辺のフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語等は、緑色のCategoryⅠ24weeks 600hoursが英語のネイティブに必要な学習時間です。
一方で、英語と言語体系が離れているものは学習時間が長くかかります。例えば、日本語はCategoryⅤ* More than 88weeksに分類されています。このグラフでは最難関の部類です。
これらから、英語のネイティブスピーカーにとって日本語は非常に学びにくい言語であることがわかります。それはすなわち、日本語のネイティブスピーカーにとっても英語は学習するうえで難易度の高い言語ということを意味しております。
まとめ
上記のように日本人にとって世界の言語のなかでも英語は非常に学びにくい言語の1つなので、日本人が英語が苦手とするのはごく自然なことといえるでしょう。人にもよりますが、それは事実であると思います。
しかし、そこはむしろ開き直ってしまったほうがよくて、私も外国のかたと英語で話す際はネイティブの英語は速くてわからないから非ネイティブにわかるように話してほしいと堂々とお願いしたりします。
そのため、みなさんも英語はもともと学びにくい言語であるので気を落とすことはせず、むしろ前向きに英語の勉強をしていきたいものですね。英語を勉強した時間は裏切りませんので!
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